2020/05/06 17:47
2010年、まだSNSが今ほど多様化してない頃の話です。
私はネットで好きなアパレル店が発信しているブログを、ほぼ毎日のように必ずチェックしてリリースされる新しい商品の情報を楽しみに見ておりました。気に入った商品があればすぐに電話して取り置きしてもらったりと。
ある日、その自分のとっている行動にハッと気づくことがありました。お店の最新情報が欲しくて知らず知らず無意識に見ている事が、もしかしたら自分の商売に応用できるのではないか?と思ったのです。
その話を親しくしていた商工会の職員さんに相談すると、大いに感銘を受けてくださり、商工会のホームページの中にコーナーを設けようと2人で企画し、いくつかの興味ある店舗を募り説明会のようなものを開いてもらいました。
その場は、その説明会のみで終了したのですが、その後、研究を進めていく中で、ある事に気づいたのです。どこの商工会のホームページも発信する対象者が会員さん、いわゆる商売をしている経営者をターゲットにしておること。ただ、その会員さんには郵送にて定期的に便りの様なものが送られてくるので、ほぼホームページを活用している会員さんは皆無だと推測しました。
そこで商工会の会長さんに、ほぼ商工会の会員さんは当会のホームページを活用していないので、ターゲットを会員さんから地域の消費者へシフトしようと提案しました。
当時から、そのようなマーケティングをしている商工会は全国を探してもなかったので、きっと話題になり各地からノウハウを求めて篠栗町の商工会が注目されるキッカケになるのではないかと考えましたが、あっさりと断られました。
つづく