白地に白のプリントは、ありますか？

発売した当初から考えもしなかった、いや、考えてないことはなかったけどニーズはないと思っておりました。

数年前より来店されるお遍路さんとおぼしきお客様より上記のような要望が多々あり、試しに店頭に置いてみると意外にニーズがあるんです。

元々、デザインモチーフが遍路や霊場なだけに当然と言えば当然なんですが、白衣は死に装束、金剛杖は墓標になると聞いたことがあります。古の険しい遍路道中、いつ息絶えても成仏できるように死装束を着ているという遍路をするとは決死の覚悟だったということでしょうね。

話は少しズレますが、コロナウィルスで甚大な被害がでているイタリアのファッション誌『 VOGUE 』の4月号の表紙がカバーフォトがない白１色のデザインで発刊されたそうです。 

ヴォーグイタリアによると、白は「尊敬の色」「生まれ変わり、暗闇の後の光、全ての色の集約」「我々の命を守る最前線に自分の命を置く人たちのユニフォームの色」など複数の意味を持つとしている。白い表紙はタイトルのカラーも同色で統一し、新型コロナウイルス感染拡大で苦しむ全ての人に贈る未来への希望と、医療従事者への敬意を表したということです。

命がけで戦う医療従事者へのリスペクトと「生まれ変わり、暗闇の後の光、全ての色の集約」を期待を込めて、僕も近々白地に白の篠栗88Ｔシャツに袖を通してみようかと思ってます。

ショップでも、WHITEとNATURALを販売しております。